荷物の多い我々を見て、駅のポーターも放っては置けないようだ。 次々と声がかかる。 インドsimがまだない僕たちはUBERを使えず、駅の外で目があったドライバーにゴクラムまで連れて行ってもらうことに。 例年なら交渉したりするのだが、大人になったのか疲移動れか、多少のやりとりはあったものの素直に乗り込んだ。
ゴクラムについた僕たちは12・1月で練習のためマイソール入りしていた有哉さんと合流し、Mysore Masala Brothers恒例のカンヌール旅へと向かった。
確か6、7回目のカンヌール。 どの年のカンヌールの素晴らしい思い出と出来事を僕たちに経験させてくれていた。 思えば1回目 (確か2013年) のカンヌールも凄かった。宿の感じや細かい出来事ははっきり覚えてないが、夕食丸焦げ事件やメンバーのおかげで楽しい滞在だった。
以後カンヌールの虜状態になった我々はムーンデーと週末の休みが続くタイミングでカンヌールに行くようになった。 なので1シーズンに2回行くこともあった。そして毎回メンバーが面白いのだ。 (ちなみに今シーズンも2回行った)
2回目以降、いくつかの宿を経験した僕たちは最高の宿に出会えた。
その宿は海沿いに面していて、特別なサービスをしてこないというサービスが心地良い。
そう、自由なのだ。
今回も当然ながらいつもの宿がよかったのだが、なぜか今回はどの宿も満室。。。
" 評判が良くない海沿いの宿 ” か " 評判がいい海沿いではない宿か "
日本出国前日までマサラブラザーズLINEでやりとりした結果、恭平がある宿を提案してくれた。 その宿は海沿いに面していたが評判は良くない。
悩んだ結果、僕たちは海沿いにあるその宿をチョイスしたのだ。
そしてその宿に到着。
ドライバーに起こされ、目を覚ました。
今晩から2泊3日を過ごすっ " ぽい " 宿を見た僕たちは誰1人と車から降りようとしない。。。
僕たちの知っているカンヌールとのギャップがあり過ぎた。
ただ、目の前には " そんなの関係ねぇ " と言わんばかりにアラビア海がザァザァと音を立てている。
どう転んでも受け入れるしかないと、僕たちは宿へと向かう。
部屋割りを終えた僕たちは海に浸かり、海に包まれ、最高な気分だった。
海は大きかった。
海は僕たちのちっぽけな不安を一気に取り去ってくれた。
僕たちはニヤニヤ顔だ。
海と太陽最高! とはいえ、ケーララの日差しは凄まじく、長時間太陽にあたるのはキツイ。。。
そんな中、海に寝そべる有哉さんをホテルの窓から僕と恭平はよく見ていたりした。
今回はマサラブラザーズだけでの旅。 近況やこれからの事を語った。
焦げる前のフェネグリークのような甘さと、ブラックペッパーのようにピリッと効いた、スパイス的存在なドライバーの ラジュ の存在もあり、僕たちのカンヌール旅は素晴らしい旅となった。
続く。。。
アラビア海に沈んでいく夕陽は美しい